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サイエンス チェスト:山梨でサイエンスをベースに社会とのコミュニケーション活動を行っています


by science-chest
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~五感を使ってサイエンス~ 第2回サイエンスカフェ開催報告!

2月9日(土)、雪の降る中、山梨大学甲府キャンパス内ローソン2階にて、
第2回サイエンスカフェを開催しました。
テーマ「酵母から生まれるバイオディーゼル?!」
ゲスト長沼孝文先生(山梨大学工学部 准教授)HPはこちら
~五感を使ってサイエンス~ 第2回サイエンスカフェ開催報告!_c0150754_2275130.jpg


会場から見た窓の外の風景 カフェ前(左)カフェ後(右)~五感を使ってサイエンス~ 第2回サイエンスカフェ開催報告!_c0150754_231811.jpg~五感を使ってサイエンス~ 第2回サイエンスカフェ開催報告!_c0150754_25945.jpg


大雪の予報のため、多くの方に参加していただけるか心配でしたが、
15人もの方が参加してくださり、にぎやかに開催することができました。
(予想以上だったため、机と椅子の準備が不足してしまいました。すみませんでした。)
残念ながら雪のために、当日キャンセルの方も何人かいらっしゃいましたが、
次回お待ちしておりますので、ご参加くださいね!

~五感を使ってサイエンス~ 第2回サイエンスカフェ開催報告!_c0150754_2241828.jpg


長沼先生には、視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚、五感すべてにアプローチした体験コーナーを用意していただきました。
また、長沼研の大学院生の服部さんにもお手伝いしていただきました。ありがとうございました。

酵母で作るバイオエネルギー、トウモロコシなどの植物から作るバイオエタノールと比べ、人にもやさしい、環境にもやさしいという利点があるとのこと。確かにエネルギーのための食糧危機、バイオエタノールを運ぶためにたくさんのエネルギーを使う、ではバイオエネルギーを使う意味も半減してしまう気がします。

長沼先生のお話で印象的だったのは、
「環境の変化にDNAを合わせようと遺伝子工学技術に力を入れ続けてきているが、生物のもつ力が最大限発揮できるように環境を整えてやるという考え方の重要性も再び認められてきているのではないか」
という話。中学生親子も参加してくれていたこともあってか、
「人間も、子供に刺激を与え続けるだけでなく、まずその子の持つ感覚を大切に日常生活の環境を整えてあげることを考えてみては・・・」
というお話もされていました。

~五感を使ってサイエンス~ 第2回サイエンスカフェ開催報告!_c0150754_2252264.jpg顕微鏡でLipomyces酵母をみてみよう!油を蓄えたLipomycesはとってもきれいでした。
手前に見えるフラスコは・・・

~五感を使ってサイエンス~ 第2回サイエンスカフェ開催報告!_c0150754_225562.jpgシャーレ内には、手前からコウジカビ、パン酵母、米が入っています。ペタペタ触って、においも嗅いでみました。
パン酵母はベタベタしてすっぱいにおいがしましたね。
コウジはちょっとフワフワした感じがしました。左の黒いV字の機械も顕微鏡ですよ!コウジカビをみてみましょう!

~五感を使ってサイエンス~ 第2回サイエンスカフェ開催報告!_c0150754_2261311.jpg微生物は正直者?!
人間の舌はダイエット甘味料にだまされますが、微生物はだませません。ダイエット甘味料では増殖しません。いやいや、人間の身体も正直ですよ。ヒトも動物。身体はダイエット甘味料から栄養を得ることはできないのです。

参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

Sc.Kasai
by science-chest | 2008-02-19 02:47